やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

コロンビア

コロンビア




Columbia

コーヒー畑

コロンビア

 しばらく前のコロンビアで生産されるアラビカ種の豆は、ティピカ種といわれる、アラビカ種の原種豆だけの生産でした。ティピカは比較的小粒で、甘味、コク、心地よい酸味の3拍子そろった絶品と、'80年代後半までは絶賛されていました。ところが、コロンビアにとってコーヒーは、唯一の外貨獲得手段ですので大量増産を考え、'80年代後半以降コロンビアンバラエティー種という、アラビカ種とロブスタ種の交配種の生産が、コロンビア国内でブームになったのです。

 その結果、コロンビアスプレモ(大粒)と名乗るコロンビアは増産され、全くコロンビアの良いところがなくなりました。コロンビアンバラエティー種の豆は、粒は大きいのですが、ロブスタとの交配種ですので、味はさっぱりでコーヒー生産地としての、コロンビアの名声は地に落ちました。昨今はコロンビアンバラエティー種の生産をやめ、ティピカへの回帰がコロンビアでも始まっています。またコロンビアの良い豆の中には、カツーラ系のいい意味でコクのある豆もでてきています。

WEBサイトから日陰を作るバナナと一緒

コーヒーに日陰を作るために植えたバナナと共に出荷

WEBサイトから

 ブラジルに次ぐ世界第2位の珈琲生産国です。地質、気候などの条件が珈琲栽培に適し、生産量のわりには小規模な農園が多いため、手作業による丁寧な栽培が行われとても高い品質です。味は、マイルドコーヒーの王様といわれた、昔ながらのコロンビアを意識させる素朴な味わいです。独特の甘味、良質なやわらかい酸味、コク、すべてに満足できる味だと思います。

コーヒー関連雑学

 19世紀の終わりから熱帯の換金作物のプランテーションが導入され、特にコーヒーは20世紀を通して外貨の稼ぎ頭であり、現在も貢献は続いており、現在でもコーヒーの産出量は世界で二番目です。なお、コロンビアの可耕地面積は国土の3.3%程(2005年)です。

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