やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

たそがれ清兵衛 ☆☆☆☆

たそがれ清兵衛 ☆☆☆☆

 この映画を最初に観たのはレンタルDVDで、製作中から気になっていて寅さんの山田洋次監督が時代劇を撮るという。おまけに配給は松竹、時代劇にそぐわない組み合わせに思えたのだ。

たそがれ清兵衛

 それだけに大丈夫なのだろうかとの思いがたくさんあった。題材としてはとっても魅力的で、NHKで放映した仲代達矢主演の清左衛門残日録、その後の蝉しぐれと原作の藤沢周平の魅力を大いに知って、先の組み合わせを心配したのだが奇遇どころか買うことになってしまった。

 松竹に電話をして、とてもいい映画で気に入り、ついてはDVDを買うつもりでいるのだが、セルもレンタルと同じ画質なのか、否かを問い合わせた。それというのも画素落ちしているのではないかと思わせる画で、それを指摘して答えを求めた訳だ。

 フィルムから落とすときに、山田監督も立ち会って作業をしたので問題ないという答えだったのだが、聞いている事を理解しなかったのだろう。映画館で観ていないのでフィルム画質は分からないがレンタルDVDと全く同じ画質だった。

 労咳で妻を亡くし、家族の貧しい暮らしに、刻限になると同僚との付き合いも断り帰宅するため、主人公は「たそがれ清兵衛」と揶揄されている。下級武士の暮らしは楽ではなく、家に帰れば内職や子供たちの世話。休みには野良仕事と、清兵衛は自分の身の回りに気を配るゆとりもなく、着物は継ぎはぎだらけで臭いまでするようになる。

 母親と幼い娘二人の貧しい暮らしに、幼馴染の朋江が絡んで華やいでいくのだが、そこにお家騒動が持ち上がり藩が割れ粛清に、それに反対する余吾善右衛門に討手が出て返り討ちになる。剣の達人であることを買われた、下級武士の井口清兵衛が上意討ちの討手に選ばれる。

コメント

  • 映画そのものはよかったと思うのですが、2枚目のディスクにカメラマンとのやり取りがあり、監督の意見があまり通らないのだと思いました。主人公が朋江に打ち明けるシーンは、自分は打ち明けられた朋江のアップがほしかったものですから、あの場面ではやはり朋江でしょう。



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