やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

ヒトラー最後の12日間 ☆☆☆☆

ヒトラー最後の12日間 ☆☆☆☆

同型か鼻が短い気もするが

 今朝の新聞にヒトラーのベンツの記事が載っていた。私はDVDで、ヒトラー最後の12日間を持っているが、この映画の中にもこの車は出てこない。この映画の舞台になる背景は、既にドイツの負けが決定的になった頃で、ナチスドイツ全盛の頃の華やかさは無く、惨めな地下壕暮らしの様子が描かれている。

 この映画はヒトラーが自殺するまで秘書として働いた、トラウデル・ユンゲの原作が下敷きになっているが、その場にいた人間にしか分からない、地下壕の退廃した様子も描かれていて、ヒトラーそのもの、側近たちの人間模様と興味は尽きない。同じ頃、ヒトラー批判でギロチンにかけられた、ソフィー・ジョルを主人公にした、白バラの祈りと言う映画もある。トラウデル・ユンゲも戦後ヒトラー批判のこの人の存在を知ったようだ。

 この映画本国ドイツで製作されたものだが、製作中より物議を呼んだらしいのだ。未だドイツはナチスアレルギーで多くの拒否反応があるらしいのだが、そこへヒトラーの車を持っているなどと言ったら、火に油を注ぐ様なものだったのだろう。その意味でこの車を民間人がひっそりと所有していたものを、ロシア人に依頼を受けた自動車業者が探し出したものだそうだ。記事に関心のある方はぜひご覧頂きたい。

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