やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

美味しいコーヒー

美味しいコーヒー

 いよいよ酸味系の代表格のコーヒー、キリマンジャロとモカの状況が厳しくなってきた。我々としてはコーヒー生豆は安い事にこしたことは無いのだが、それを生産している農家の状況が、今までにも増して厳しい状況になってきているようだ。酸味系コーヒーにかかわらずコーヒー豆は、ニューヨークの先物取引の影響で値段が乱高下する。言うなれば投資家の思惑で値段が決まるのだ。

 01~02年のコーヒー豆暴落時にキリマンジャロ山の多くの農家がコーヒー栽培をやめたようだ。業界規約ではタンザニア産の豆ならば、一部の地域の豆を除きキリマンと呼んでも産地偽装にならない。どこかにも書いたのだが、コーヒー豆は原則的に高地で取れた方が質は良いとされている。それを守るために手を打っていかないと、良質な豆は一部の人間だけの物になってしまう。

 質の良い豆を守るためには、我々消費者が適切な値段で買取り農家を守る必要がある。先日NHKの特集番組でアフリカのコーヒー栽培農家の現状を放送していたが、コーヒー豆1トンが日本円で5000円にしかならなくて、家族全員が飢えている様子が伝わってきた。自分たちは、くず豆としてはねたコーヒーを飲んで空腹をしのいでいたのだが、それも長く続くことではない。

 酸味系のもう一方のモカは、日本の基準以上の農薬の検出で、未だ原因が確定できず、業者そのものが輸入をストップしている状況だ。私は自ら扱っているエチオピア産モカイルガチェフが大好きなのだが、この状況がこれからも長く続きそうな気配ではある。代替品のモカは取引先には少数あるようなのだが、いずれそれも底をついてくるだろう。

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