やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

サブウーファーと言う名のスーパーウーファー

サブウーファーと言う名のスーパーウーファー

 最初に低音専用のスピーカーの導入を考えたのはYAMAHAだった。ずい分と昔になるのだがオーディオに凝っている時分に、機器の展示会があり、その時に透明なアクリル製の箱の中にスピーカーがセットされたYST方式のウーファーを見つけた。当時、どのオーディオメーカーも重低音の再生に知恵を絞っていたようで、日立などはASWと称して低音用スピーカーを箱の中で下向きにセットした物を出していた。箱の中の空気を利用して小さな口径のユニットでも、多くの量の空気を動かして重低音を出せる仕組みを考えたわけだ。BOSEでも発想が同じ物を出してきた。

下向きのスピーカー

 単純に言えばスピーカーの口径を大きくすれば、動かせる空気の量は多くなるのだが、当然スピーカー本体は大きくなって行くし、コーンの質量も大きくなって動かすマグネットも巨大になっていく。劇場などの施設ではそれでも良いのだが、一般家庭には収まりきれないし、製作コストも桁外れになって行き現実的ではない。そこに現れたのが小型で重低音を出せる仕組みなのだが、各社共通しているのは空気其の物を利用しようと言う発想だ。

 日立のASW(アコースティック・スーパー・ウーファー)は一時期自社ブランドで作ったことがあって(間もなく製造中止)現物を見たことがあるのだが、残念ながら音を聞く機会が無かった。そんな時にオーディオ専門誌に長岡鉄男という人が、ASWの作り方を説明して自らも作った解説本を出してきた。ラワン材の定尺物をフルに使った大きなもので、当時高層に住んでいた私は作ることが出来ず、それでもいつかは作るつもりで、FOSTEX製のスピーカーユニットを買って今も所有している。

 空気を媒体にする低音スピーカーの最大の欠点は、どのメーカーにも言えることなのだが、本来の信号よりコンマ何秒かの遅れになって音が出てくることだ。ウーファーを買いに行った時に、そのことを指摘してVELODYNEの方が良いとすすめられ、なるほど言う通りだと納得したものだ。音楽などのスピードのいるものには向かなく、映画の効果音などの場合はそれほど気にしなくとも良い様に思う。因みにYAMAHAは音楽用、映画用と切り替えて聴く事が出来る。

 恋の病と一緒で最初に良いと思ったものは忘れられず、結局YAMAHA SW-YST 1500を買い求めることになった。VELODYNEを持っていて何故YAMAHAなのかと、何度も言われたのだが映画を観る時の溢れるばかりの低音が魅力で、結局買ってしまったわけだ。ポートから出る音圧のせいで、風きり音の様な音がする時があるが、惚れた弱み、・・・・魅力が勝ったので仕方ないか。話は違うが、楽器メーカーらしくバイプオルガンの最低音の16Hzにもこだわったらしい。

図が小さくて読めないかな

空気そのものを振動板として利用する“エア・ウーファー”の考え方に基づき、小型キャビネットでも大型スピーカーと同等の重低音再生を可能にするヤマハの独創技術、A-YST(Advanced Yamaha Active Servo Technology)方式を全機種に採用。人間の可聴限界に迫る16 H z からの重低音再生が体験できるYST-SW1500をはじめ、コンパクトな外観からは想像できないスケール豊かな重低音をすべてのモデルで実現しています。クリアでアタック感に優れた強靭なベースサウンドは、来たるべきデジタルホームシアター時代にこそ、その真価を発揮するに違いありません。

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