やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

超新星爆発、遠い将来、それとも明日?

超新星爆発、遠い将来、それとも明日?

オリオン座.jpg

 オリオン座の1等星「ベテルギウス」で、超新星爆発へ向かうと見られる兆候が観測されているそうで、数万年先かもしれないが、明日かもしれないと専門家は言っているようだ。超新星などと言うからロマンなのだが、言うなれば周りの星を巻き込んだ恒星の壮絶な死だ。

 米航空宇宙局(NASA)が6日に公開した画像には、 星の表面の盛り上がりとみられる二つの大きな白い模様が写っているのだが、本来遠くにある恒星はどんなに倍率を高くしても、点にしか見えないものだったらしいのだが、近年技術の進歩で複数の望遠鏡を組み合わせると、2番目の写真のような見え方になるらしい。

 600光年先の爆発は地球にどんな影響が出るのだろうか。ものの本によると超新星爆発が発生すると、強烈なガンマ線が周囲に一斉に放出される。このガンマ線の威力は凄まじく、仮に数十光年~100光年ぐらいのところにある星の大気を根こそぎ剥ぎ取ってしまうのだそうだ。

ベテルギウス.jpg

 幸運にも太陽系の周りにはそれに該当する恒星はないそうだが、600光年と言うと多少の影響が地球にもあるという専門家もいる。1054年に出現した超新星は日本では、藤原定家が自身の日記『明月記』に明るく見慣れぬ星云々と記録として残しているのだが、近年の研究でこの星はどうやら、かに星雲らしいことがわかっている。

 「ベテルギウス」までの距離600光年、かに星雲までの距離の約1/10だ。人類が空を見上げるようになって、記録として残っている中ではやたらと近い距離だと思われる。これは誰も経験したことの無い分野で、超新星爆発をまじかで見たいと思う反面、オゾン層の破壊位で済めば良いと言う人もいる位、怖い未知の話なのだ。

画像の説明

 国立天文台、ハワイのスバル望遠鏡で見た、地球から6300光年にある“かに星雲”。写真観測から年ごとに膨張しつつあることが分かる。現在でもガスは毎秒1100kmの速さで四方に広がっていて、時間の逆回しをすると1054年に出現した超新星に合致すると言うことだ。

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