やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

ミシシッピーバーニング ☆☆☆☆

ミシシッピーバーニング ☆☆☆☆

アカデミー撮影賞受賞

 1961年ジョン・F・ケネディーが大統領に就任した。ケネディは大統領権限で出来る事として、有能な黒人を積極的に連邦政府の幹部に任命した。その結果司法省では黒人の連邦検事は10人から70人に増え、また連邦判事もゼロから5人に増えた。企業や労働組合に対しても黒人を積極的に雇うよう働きかけ、結果として反動も数多くあり、ケネディ暗殺後の1964年に、ミシシッピー州で公民権運動家3人が殺害された。この後アーサー・キング牧師の暗殺に発展していくのだが、黒人に対する差別が激しく吹き荒れた時代でもある。 

 公民権法制定前の年、ミシシッピー州フィラデルフィアで公民権活動家が行方不明となる。それを調査するために、ベテランFBI捜査官2人、ウォードとアンダーソンが公民権運動家の失踪した田舎町に捜査に行く。ところが、その町では人種差別が公然と行われており、さらに事件の捜査を開始した二人に対し、街のKKKや警察等が捜査の妨害を図ろうとする。2人は失踪した3人の行方を究明しようと試みるのと同時に、人種差別主義者も追いつめていく。目撃した1人の少年の証言から、3人の容疑者が裁判にかけられるが、結果は不平等を極め判決は無罪同然、その直後、町のあちこちで焼き打ちが起き、目撃証言をした少年の家も焼かれ、彼の父親はリンチにあい辛うじて助けられる。

 この事件をきっかけに、アンダーソンは保安官助手の妻から彼が失踪事件に関わっていること、そして彼ら3人の遺体が埋められた場所などを聞き出すが、彼女はその事を知った保安官助手にめった打ちにされ重傷を負う。怒りに逆上するアンダーソンをなだめるウォードは、やがて彼の提案するプロの脅し屋を雇い、陰で糸を引く町長を痛めつけて口を割らせる、という思いきった手段に同意する。そして次々と町長の口から明かされる事件に関与した人物たちの名前とその動機。ついに事件の核心は 姿を見せた。しかしそれで全てが終わったわけではない。北東部出身のFBI捜査官が、人種差別の根強く残る南部の田舎町で孤軍奮闘していく。

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