やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

想定外の出来事と、映画 渚にて ☆☆☆

想定外の出来事と、映画 渚にて ☆☆☆

 人間がやらかしてしまう、おろかな出来事をテーマとした作品だ。その事で自らが滅んでしまうのだから、自業自得ではあるのだが、直接関わらない人間まで、巻き込まれてしまうのでは、泣いても泣ききれない事だと思う。北半球の出来事に唯一生き残った潜水艦の乗組員は、まだ安全な南半球のオーストラリアへ。気流の関係でそこにもやがて放射能が、人は滅んで行く時に、生まれ故郷を目指すのか。人間の業もあるだろうに、あまりに淡々と描いている為に、現実感に乏しい。CGが無い時に人気の全く無いニューヨークをどうやって撮ったのか。

渚にて

 何がきっかけで起きるのか分からない事は沢山あるが、それでも少し考えれば数歩先の事位は想像出来ると思う事がある。完璧とか絶対などという事は言葉の上では成り立っても、現実には有り得ない事なのだ。将棋のプロ達は数十手先、百数十手先までも読むと言うが、相手のある事で自分が思い描いた様に打ってくれるとは限らない。人の言う事、行う事にはミスはつきものだ。人の命に関わる事だからこそ、念には念を入れて計画は立てなければならない。この人達は数十手先、百数十手先まで読んでいたのだろうか。

“渚にて”のそれぞれの場面

 人のやる事だからこそ間違いは起こるのだが、今回の原発事故は、生命に関わる事なのに、何手先まで読んで計画されたのだろう。数手先までさえも、読んでいない様に感じるのは私だけなのか。どうやら原発は地震には耐える設計だったらしいが、悲しい事に国際語に迄なっている日本語、津波の事までは想定外だったようだ。波を被って駄目になるディーゼル発電機より、別ルートで頑丈な電線を引いて置けなかったのかと思う。電気屋が電気に困る事態になる等は、恥ずかしく見っとも無い事だろうに。

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