ぶつけられた挙句に
ぶつけられた挙句に
この事はブログにアップしようか今日まで迷っていた。それと言うのも誰しも被害者ばかりではなく、いつか、自分も加害者になる事もあると思っての事だったからだ。その意味ではお互い様という気持ちが働いたからだ。事の起こりは１１日の大地震の午後４時ごろで、余震もまだ続いている真っ最中だった。私の方から見て結構、急な左カーブになっているこの道を、用事で毎日走っている。カーブの真ん中辺りに差し掛かり、抜け切ろうとしている時に、大型トラックが覆いかぶさる様に進入してきた。私は前方を塞がれた形になったのでクルマを停止、この道は狭い道路でカーブミラーも付いて、中型車同士だったらすれ違いも出来る幅も、片方が大型で無理。私は相手のバックしかないと思っているのに、何故か前進して、私の右テールをガリ、ガリ、ガリ、スローモーションを見ている感覚だった。
降りてきた相手に思わず、自分の車幅も分からないで、突っ込んでくるんじゃないと、怒鳴る私。ガリ位で止まっていたら、テールランプを全部壊さないで済んだものを。もっともガリでも、ガリ、ガリ、ガリ、でも修理代には大差は無いらしく、後で分かる事だが、部品代としての光物の方が高いのだそうだ。覆いかぶさる様に止まっているトラック。私は左右のドアを開ける事も出来ず、持っていたカメラで運転席からファインダーも覗けず、逆手で後ろをパチリ。このままでは私はクルマから降りられないので、私のクルマを前進させると、またいやな音が。一通りの写真を撮り終え、１１０番通報したが全く通じない。現場を見ていた女性の携帯が奇跡的に繋がって私に話せという。ぶつけられたので来て欲しいと言うと、地震の後なので何時になるか分からないが、それでも良かったら待っていろと言う。そんな悠長な、・・・・・・前と後ろに車は繋がってくる。
お互いの免許証の確認と、電話番号を交換してその場を離れる事にしたが、固定電話はもちろん、携帯電話、ネットも繋がらず、保険会社にも連絡が取れない。翌日になっても電機も電話も復旧しないので、固定電話は100Vを繋げれば通じるのではないかと、先日紹介したDC12VをAC100Vに変換するインバーター電源をルーターと、電話に繋げたら、何と回復、我が家は光電話なので電気がいるのか知らん。保険会社と１１０番に電話をしたら最寄の警察に電話をしてくれだと。あ～あ、何と言うため息の出る話だ。普段使っているデスクトップは電気を大食いするので、ノートブックの無線ランを使ってみると、ネットも使えるではないか、この時点でノートのバッテリー容量70%位で長時間は使えない。保険会社に送るべく、写真を縮小したり文章を打ち込むうちに、ノートブックのバッテリーはどんどん無くなっていく。
この状況下、迅速に対応したつもりだが、相手あっての事、電話をしたが、どうも誠意が見えない。本人が電話に出たがらず奥さんに話をさせたがる。その旨を保険屋に伝え、普段ほったらかしのインバーターの電気も切れかかり、その時点で通信関係への電気は止めた。ガソリンも目盛り一つで移動も出来ず、何と埒が明かない事。保険会社に一切を任せたが、全く同じ対応でおまけに無保険のクルマだったようで、営業ナンバーを取って１５台ほどのトラックを所有している等、言語道断だ。私の方は車両保険も入り、事故も起こしていないので、保険会社にとって優良顧客だと思う。今週月曜日（２８日）に、警察、保険会社、相手、私、調査会社まで立ち会って現場検証をしたが、私が撮った写真が決め手で、相手の主張の矛盾点を鋭く指摘したようだった。
いずれ保険会社を通じて私に連絡があるようだが、相手が無保険の場合、私の保険から修理代が出るようで、来期からの保険料が２５０００円ほどアップして、３年ほど掛かって元に戻るというから、私は完全なぶつけられ損になってしまう。我が保険は弁護士特約が付いていると言うので、全てお任せするから何でもやって下さい。と私。こんな理不尽な事は笑って済ませられない。話は前後するのだが、当たった所のランプ類はもちろん、鉄板が引きちぎられるように破れ、この場合、全取替えでも良いと保険会社は言うようだが、そうすると錆止めの関係で（車の内装をする前に完璧なさび止めをするようだ。）その部分だけが直ぐ錆びて来るそうで、板金で直した方が絶対に良いと言う事だった。この後の顛末にもよるが、再び書く事もあるかも知れない。
