今年は美味しく食べられた擬宝珠。
2011.04.28
カテゴリ:日々
今年は美味しく食べられた擬宝珠。
我が家の庭の片隅に、4月の初めにちょこんと芽を出し、世間の様子を暫くうかがっていた観葉植物のギボウシ、4月も半ばを過ぎる頃から勢いよく伸びだし、今が盛りのギボウシを、先日2株ほど根元から切り取り、昼食時に自分で茹でて食べてみた。
茹で時間が分からずクタクタにしてしまい、食感の無さに、茹で時間が長過ぎた事を悟ったが、味のほうは何とか確認できたので、改めてカミさんに調理し直してもらった。
このギボウシ、近所の方から10年ほど前に株分けして頂いてから、春になると我が庭に芽を出し、瞬く間に茂っていた。緑濃く観るだけだと思っていたこの植物を、食べられる物だと知ったのは、去年の7月ごろだった。
野菜の類で、今迄嫌いな物に出合った事の無い私は、躊躇無く茹でて食べてみたが、筋っぽくて食べられるものではなかった。言うなれば薹が立って旬を逸してしまっのだ。来年こそ美味しく食べようと、手薬煉を引いて待っていたこの日なのだ。
いろいろな食べ方があると思うが、今回、初心者の私は簡単に鰹節と醤油で食べた。しゃきしゃきとした食べ応えと、多少ぬるっとした食感が私の感性にベストマッチだった。大変気に入り、観葉植物が新たな食べ物として、美味しい野菜に変身してくれた事に、私には、とても嬉しい春になった。