やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

陣取りゲーム 持ち寄りの意識の違い

陣取りゲーム 持ち寄りの意識の違い

鬼怒鳴門、カタカナ名、ドナルド・キーンさん

 私の住むこの地は、何にも無かった所に、街を造成した新興住宅地だ。当然住人もあらゆる土地から移り住んできた人達だ。町としてのルールも定まっておらず、新たなルール作りをしようとするにも、それぞれが前に住んでいた所のしきたり、もしくは自分の思いを通そうと、些細な軋轢も生まれてくる。自治会もそれに付随する子供会も、自分の心持ちを反映させる、言わば陣取りゲームの様にも見えてしまう。

 欧米人は、親しさの証に下の名前で呼んでくれと、初対面の人間に対しても言う場面がある。私は欧米人に友人がいないので、映画の世界での話になるのだが、よくあるシーンだ。日本人の美徳は本人達が気が付かなくとも、外国人に指摘されることも多々あって、日本人として大変うれしくなるのと、そういう見方もあるのだと改めて思う事がある。一方、日本人の意識の欧米化なのか、面識だけしかない大人に、子供達を目の前で呼び捨てにされた時があり、とても驚き、ここは日本で、貴方とは親しい間柄では無いのだから、小さな子供にも敬称(ちゃん、君)を付けろと、大いに抗議したことがあった。

 日本名、鬼怒鳴門、生国アメリカでの名前、ドナルド・キーンさん。3月に日本の国籍を取得した、日本文学研究者だが、本人は気質的に日本に合っているのだと言う。人と人との付き合いにも言えて、米国人のように初めて会った人の下の名を呼んだり、体をばんばんたたいて親しさを表現する事は苦手で、古来からの日本人らしさが自分にはあるのだと言う。こうして欧米人に言われると、最近の日本は欧米風になり過ぎているきらいがあり、改めて日本の良さを認識するのだが。

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