浪費は恥ずべき思想
2013.01.29
カテゴリ:その他
浪費は恥ずべき思想
今日の新華社(共同)等のニュースでは、中国の習近平総書記は浪費は恥ずべき思想として、大量の食べ残しの改善指示を出したと言います。中国では飲食店などで食べきれない量の料理を注文して、接待や宴会で料理に食べ残しが出るのは、裕福さと、もてなしの象徴との考えが根強く、大量の残飯を出す風習を改める狙いのようです。中国では指導者が代わる度に、このような改善策が出る様ですが、数年もたつとまたぞろ、元の黙阿弥と化すようで、代々指導者の懸案のようです。
中国での客人に対してのもてなし方は、食べきれないほどの料理を並べ、迎える側はホストとして歓迎の意を伝えるようです。何と言っても満漢全席のお国柄ですので、すぐ食べきれる量を出すのは、中国人として恥ずかしい事の様で、出された客も全部を食べず(食べられる量ではない)、食べ切れないほどの料理で、歓待してもらったという意思表示をするようです。白酒(バイジュウ)を酌み交わし、お互いの空の杯を見せ合って、つぶれるまで飲みあうのだそうですが、仲の良い友達同士だと尚そうするそうです。