モダン・タイムス ☆☆☆
2013.03.25
カテゴリ:映画
モダン・タイムス ☆☆☆
一日中ねじを締め続ける単純労働のチャーリー。絶えずカメラで監視されて息つく暇さえもない。経営者は効率のみを追求して、食事の時間さえも勿体ないと、自動で食事を取らせる機械をチャーリーに試す事に。心を病み病院送りになるチャーリー。作品としては先日の『街の灯』同様、見ていてまどろっこしさが付きまとう。当時既にトーキー全盛なのに、パントマイムに拘りを持ってセリフは無い。唯一酒場でインチキ外国語(一説にはフランス語?)による「ティティーナ」を歌うシーンで、チャップリンの肉声を聞く事が出来るのだが。現在のリアリティーある映画に慣れた我が身には見続ける辛さが残る。