コーヒーの産出国
2013.10.22
カテゴリ:珈琲
コーヒーの産出国
コーヒー雑学
アラビカモカの原種はエチオピアの山岳地帯の野生種ですが、紅海を挟んだイエメンで本格的に栽培されたものが、日本では一番有名なモカマタリなのです。これはコーヒーの品種としての名ではなく、複数の混合品の総称で、イエメンの港から輸出されるコーヒーがモカマタリなのです。
イエメン産のモカが品薄になると、キリマンジャロから産出するコーヒー豆を、イエメンのモカとして輸出していた時期もあり、このように決まった品種名では無いのです。ハラー、シダモ、などは栽培している地区の名称等、コーヒー豆の銘柄として通用しているのですが、栽培地区の違いで在来種の構成が微妙に異なるためと、土壌の違いもあって味にも微妙な差があらわれます。因みに今のキリマンジャロは、押しも押されぬブランドとして確立、高い評価を得ています。