Leon ☆☆☆
Leon ☆☆☆
この映画は以前紹介した『グロリア』の焼き直しではあるが、全く同じ設定にしていないので、見始めの時には気づき難く、全く別物のように感じてしまう作品だ。主役が男(ジャン・レノ)に変わり子役が女の子(ナタリー・ポートマン)になり、麻薬取締局の捜査官が、不正を働くと言う具合に大幅に設定変更をしてある。ニューヨークに暮らすイタリア移民のレオンは、闇組織からの仕事を請け負う殺し屋で、請け負った仕事は完ぺきにこなし、信頼は厚いが思う事を事を上手に伝えられないでいる。
同じアパートに住むマチルダは、母親も違い姉とも血が繋がらず、父親からも暴力を受ける事で鬱屈した生活を送っていた。ある日、隣の部屋に住むレオンの買い物を、自分から進んで引き受けるが、その間父親は麻薬取締局の麻薬をくすねたと捜索を受け、父親の発砲を引き金に一家皆殺しになっていた。買い物から戻り自分の玄関の前を通り、素知らぬ顔で隣室のレオンに助けを求めるのだが、危険を感じ取ったレオンは躊躇しつつも、用心深く部屋に入れてくれるのだ。
昨日紹介した『モンタナの風に抱かれて』に出演していたスカーレット・ヨハンソンと共演した『ブーリン家の姉妹』。共に同じような年頃の時の作品だが、全く違う性格の映画でのスタートだった。今やどちらもトップスターになっているが、3.11の時にはナタリー・ポートマンは、自分自身は恵まれているからと、大きな支援金を贈っている。