船長の重い職務と義務
2014.04.23
カテゴリ:日々
船長の重い職務と義務
画像は全て映画タイタニックから
船長の職務は海上では孤立していることから、様々な特権を与えられている。その中でも司法権(最高裁判所や地方裁判所などの権限)、自衛権などの権限が付与されているが、それに伴う重い責任も負っていて、海難事故等を回避する絶対的な責任と義務を負う。さらに乗客や乗員の生命をあずかる立場から、高い理念を体現する船長も多かったようだ。
今日で一週間になる韓国で起きた海難事故は、まさに船長の義務を放棄した人災そのものであって、逃げ出せる時間をむだにして、助かるべき人たちを見殺しにしてしまった犯罪行為にあたる。当事国では日本の海難事故を例にあげ、乗客乗員全員避難させてから海に飛び込んだ船長を引き合いに、猛烈な乗組員非難をしている様だ。有名なタイタニックの船長は沈みゆく船と運命を共にしたが、韓国の船長はイの一番に逃げ出したと言うから、理念も何もあったものじゃなく、海の男として情けないの一言に尽きる。