やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

やっぱりアヒルの子は

やっぱりアヒルの子は

艶笑小噺

 男なんてぇ者には実感のわき難い事が多々ありまして、その最大のものが自分も関わったかも知れない子作りでございまして、生まれる頃には十月十日前の事なんざぁ、すっかり忘れてしまっています。兄弟でも顔も違えば体つきが違ったり、父親も(あら目の辺りがお父さんそっくりネ)。何てな事を他人様に度々言われるってぇと、ついその気になって鏡と見比べて、にんまりしてしまいます。子供たちも大勢いますってぇと、其々に個性がありまして中には、こいつはどっちに似ているんだと思う子も出てまいります。

 子供たちも其々器量がいいのですが、どういう訳か一人他の兄妹と違う子がいまして、他の子供たちとは体つきも違うのです。その事が気になって仕方がない亭主。そんな折奥様が重い病になりまして、余命いくばくもないと言う診断。意を決した亭主は奥様の枕元で問います。『今となっては何を聞いても怒らないから、本当の事を言っておくれ。他の子供たちと違い、あいつは俺の子供じゃないんじゃないか。』すると病床の奥様、にっこり笑って『貴方、安心して下さいな。あの子だけは間違いなく貴方の子ですから。』

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