房総半島の冬キャンプ
房総半島の冬キャンプ
キャンプ場より程良い距離に城址があった。誰のかは聞きそびれてしまったが、現代になってから天守閣だけを再建したようで、妙なバランスの悪さはご愛嬌か。410号線から横道に入り間もなく駐車場がある。そこから山の上の城址まで徒歩で登っていくが、これも後になって作った博物館と、先の天守閣だけがある簡素なものだ。最初は行く気もなく昼飯の後に急に行くことになったので履物はサンダルと軽装。山道を登るには少し辛いものがあった。途中火薬庫の跡などがあったが、当時の面影はなく寂しい限りの佇まいで、これといって見るところもないので早々にキャンプ場に戻ることにした。
暖かいと言われる千葉でもこの時期の夜明け前は凍りつく。日が昇る頃には暖かくなって夕方にかけても強い寒さはない。それでも用心のため出かける前にガスストーブを用意したのに、うっかり積み忘れてきてしまった。アウトドアでは何があるかわからない。だいぶ前から持っていた未使用の小型練炭ストーブが役に立ちそう。我が人生の中で一度も使用したことがないが、事前にホームセンターで8個入りの練炭を買っておいたのが良かった。このキャンプで初めて使う練炭に火を入れるが、すぐには暖かくならないものだと知った。写真は3時間ぐらい経った時のもので、とても暖かく病みつきになりそうだ。
練炭は空気の調整なしで10時間ほど燃えることがわかり、冬キャンプにはコストの上でも必需品になりそうだ。この後は暖かい室内に入り、ちょっとした肴と冷えたビール、ウィスキーを飲むのが至福のひと時だ。画像はクリックすれば拡大する。