オバマ大統領が広島に
2016.05.30
カテゴリ：政治
オバマ大統領が広島に
日本の首相や国会議員が靖国神社を参拝するたびに、中国や韓国から非難を浴びることが常態化していて、ある意味受ける側もマヒしているようにも思えてくる。アメリカのオバマ大統領が広島を訪問して、核のない世界を目指す演説をしたことは、とても意義のあることだと思うしそうあるべきだ。
オバマ大統領に責任があるわけではないので、広島に来てくれたことだけを良しとする人々がいて、中には詫びの言葉がないと言う人たちもいた。国を挙げての喧嘩に、加害者だ被害者だということに意味を持たない。所詮国を動かすのも人だもの。ああ言われたらこう言う。こうされたからこう返すのも世の常だ。
相手のやったことを問うのなら、自分の行いを責められるのも当然。赤坂真理さんが書いた小説『東京プリズン』に、《自分たちの過ちを認めつつ、他人の罪を問うのは、エネルギーの要ることです。》と主人公に言わせているが、勝てば官軍、勝つためには手段を選ばず、どんな手を使って勝っても、勝ったほうの論理が通るのが人の世の常だ。中国や韓国から事あるごとに言われる、詫びろということも同様で、いつまで詫び続けるのだということにもつながる。
