やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

バベル ☆☆☆

バベル ☆☆☆

モロッコ

 こじれた夫婦関係を修復をしようとモロッコへやってきたアメリカ人夫妻。父親が非合法で手に入れたライフルを、羊を狙うジャッカル退治に手渡された遊牧民の兄弟。アメリカ、カリフォルニアでリチャード・スーザン夫妻のベビーシッターをしている、メキシコからの不法就労者のアメリア。東京で父と二人暮しの聾唖者の女子高生千恵子には、母親が猟銃で自殺した時の第一発見者としての心の傷があった。三者三様それぞれ遠く離れた時間軸が、遊牧民の兄弟が起こす事件をきっかけに交差していく。

メキシコ

 羊の放牧に出たアーメッドとユシフ兄弟は、羊を襲ってくるジャッカルをライフルで狙うが当たらない。射撃の腕を競ううちに遠くを走るバスを標的にしてしまい、乗客であるスーザン・ジョーンズの肩を貫いてしまう。周りは岩山と砂漠地帯で近くに民家もなければ病院もない。1時間半来た道を戻ればガイドが住む集落があり医者もいるというが、たどり着いて連れられてきた医者は獣医。言葉も通じないまま治療を任せるしかなく、リチャードはアメリカ大使館、スーザンの妹、ベビーシッターのアメリアへと電話をする。

東京

 アメリアは長男の結婚式を控えメキシコへ帰るため、子供たちの親の帰りを待ち望んでいた。遠いモロッコから事故があって帰れなくなったと連絡を受け、仕方なく子供たちを連れて結婚式に参列するが、その帰り酔った甥っ子は国境の検問を強行突破してしまう。

 綿谷安二郎の住むマンションへ警視庁から二人の刑事が訪ねてくるが、居合わせた娘、千恵子は意思の疎通が上手くいかず、勝手に母の死と関連付けてしまう。刑事の目的は安二郎がモロッコでハンティングをした時に使った銃の行方を聞きに来たのだった。

モロッコ

 バベルは旧約聖書にある町の名といわれる。町の人々は天まで届くバベルの塔を建てようとするが神の怒りにふれ、互いの言葉を通じないようにされてしまう。その結果、人々は意思の疎通が出来ず、ばらばらになり全世界に散っていくが、この映画は、言葉が通じない。心が通じない人間を描いている。点と点から線が伸び交わっていくが、一度見ただけでは分かりづらい。

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