豊洲に移るのは難しい
豊洲に移るのは難しい
世界にその名を知られている東京の台所築地市場。手狭になった事と老朽化が進んだとの理由で、移転先に選んだ場所が元東京ガス工場跡地の豊洲。土壌汚染があることが分かったうえで都は購入して、土の入れ替えや盛り土をして、有害物質を遮断する方向で使用する事になったという。11月に迫る移転を目の前にして、東京新都知事になった小池百合子氏は、様々な事を立ち止まって検証し、豊洲の移転も水質検査を待ってからと発言する事に。ここに至って今更何を言うのかと怒る市場関係者も出てきていた矢先、肝心な盛り土をしていないことが判明、蜂の巣を突いたような大騒ぎになってしまった。
築地に代わる魚河岸を選定するときの知事は石原慎太郎氏。そもそもが工場跡地でクロムやベンゼンで危険な場所を、東京の台所にすると決めたのは誰だ。戦犯探しをするのならまず肝心要のここから始めなければならない。以前、秋葉原駅の北側にヤッチャ場(野菜や果物の神田市場)があって、やはり手狭のになったとの理由で大田区に移っていった。食の安全という意味では、その時に築地も一緒の場所に移ればよかったのだ。2008年5月30日の定例会見で石原知事は、箱のようなものを地下に埋めるような発言をしていた。しっかりとVTRにも残っているが、その話は下から持ち上がってきたものだという。VTRとは発言が違うが歳を重ねて忘れてしまったのだろうか。画像は自身のホームページから