結局誰もいなくなった
結局誰もいなくなった
どこかしら行政が絡んでいるキャンプ場の中で、この施設は北茨城市が開発して今は民間に委託しています。周りを見回してもこれといった観光地はありませんが、海側には大津港があり、海産物をその場で調理して食べさせる食堂と販売店があります。
私のキャンプに対する思いは、そこを起点にして観光したり、郷土料理を食べたりと、その地ならではのものを探すのですが、この地はこれといったものがありません。キャンピングカー専有サイトは、到着した初日は自走式が2台と、大勢の家族連れが先におりました。キャンピングカーサイトは6区画ですが、それ以外のサイトもたくさんある大規模開発なので数十家族がいましたが・・・。
我が目の前はお風呂になっていて、その意味では特等席の感がします。キャンプ場にしてはとても珍しいジャグジーで、水圧、泡が強力でマッサージ効果抜群でした。
私のキャンプは短期間は好きではなく、腰を据えて長逗留をするスタイルが好きです。我々が到着した翌日には帰ってしまった家族グループと自走式が1台ありましたが、最後はとうとう我々だけになってしまいました。スタイルがスタイルですので、結局誰もいないキャンプ場にポツンと取り残されるわけです。アガサ・クリスティーではありませんが、『そして誰もいなくなった』なのです。