アンテナを東京方向へ
アンテナを東京方向へ
千葉ローカルのTV電波は我が家から8kmほど東の送信所から送られてくる。アナログ時代の集中アンテナ方式の時には、東京タワーの方向に4パラで向けられていた。CATVを考えたほどだから施設も多少大げさな感じもしたが、役目を果たさなくなった今はただのガラクタにすぎない。我が家でデジタル方式のアンテナに変えた時には、送信所が東京タワーだった事もあって電波も弱く、チャンネルの低い方の映りが悪いと言われたものだった。その帯域は見ることが無いので構わないから東京へ向けてくれと言ったのだが、気が付けば垂直偏波の千葉ローカルに向けられていたのだ(どこかの回し者か)。理由はスカイツリーに送信が移っても、大して電波強度変わらないだろうと言うものだったのだ。
千葉ローカルに向けていた頃よりはるかに良くなった電波強度。
去年の台風の時の大風で横風をまともに受けて向きが変わってしまったのだが、見る事の無いチャンネルの映りが悪いだけで、大勢に影響がないとそのままにしておいてきた。カミさんには不便この上ない事のようで、各局がきれいに映るようにとの希望があった。私にとってアンテナを東京に向けたかった最大の理由は、FM放送を聞きたかったからに他ならず、FMの高い周波数帯とTVの低い周波数帯が重なるので、アンテナを兼用出来て便利だった。千葉市内に住んでいる頃はそれを利用して高音質のFM放送を聞いていた。そこで再度東京に向けることで、この地でもきれいなFM放送が聞けるようにと考えた訳だ。