形あるものは壊れるね
形あるものは壊れるね
プロジェクターなるものを我が家に導入してから何年になるだろう。初代は何にも疑うことや迷うこともなく、当たり前のようにソニー製だったが、いつ頃からだっただろう。急激にソニーブランドに冷めてしまい、今使用しているプロジェクターはビクター製だ。ノーマル状態のコントラスト比が、ビクターが1/30000、ソニー製1/1000だったのでその差は歴然。当時の性能として(今となっても!!!)映画を見るには高い水準の機器だと思う。
もっと正確に言うとソニーの前もあって、'86年、パイオニア製の三管式リアプロジェクターが我が家にやって来たときは、黒系の沈み込みに只々驚いたものだった。年月が流れると共にあれもこれも壊れて、それぞれのメーカーに修理を依頼したけれど、パイオニアは部品保有期間を数か月過ぎてしまい修理不可で断念。ソニーは法的部品在庫を1年残して修理不能になり、買取りという形で新品のランプと共に引き取られていった。
さて今回のビクター製の故障は、冷却ファンが回っているのに、熱を感知して途中で止まってしまうのだが、ご多分に漏れず部品保有期間を過ぎてしまっているのだ。もっとも映像が出ないわけではなくて、熱感知システムのトラブル、致命的な故障ではないと個人的には思われるので、修理可能ではないかと考えているが、はてさてどうなることやら。