ケニア

ニエリヒル農園産スペシャルグレード。昔、イギリスが植民地としていた時の英国式農園管理法にあったといわれ、特にヨーロッパでは人気が高いようです。柑橘系の酸味とスパイス系の香味がゴージャスで豊かな味わいです。
生豆の中で値上がり幅が一番大きい事もあり、それに見合うだけのグレードを備えています。コーヒー生産者は、赤く熟した実のみを収穫し、収穫されたコーヒーチェリーは、加工する前に選別され、未熟、加熟、病害のある豆が取り除かれます。
加圧して果肉除去された豆を発酵させ、この時ヌルヌルとした糖状の皮膜が残っていますが、発酵過程により取り除き、次に、コーヒー豆を乾燥台の上で天日干しにします。ケニアコーヒーの青っぽい色を出すためには、豆を定期的に混ぜることが必要です。コーヒー豆の乾燥は、コーヒー農園で行う最後の行程です。
コーヒー雑学

ケニアコーヒーは、1893年から1世紀以上にわたり栽培されてきました。現在コーヒーの総栽培面積は推定16万ヘクタールになります。そのうち約1/3がプランテーション部門、残りを約70万人の小自作農部門が占めています。年間の総生産量は、天候によっても大きく変動しますが、現在のところ年間の生産量は100万袋程度です。最高の品質を確かなものにするために、ほとんど全てのケニアコーヒーに利用されている加工法が、水洗式精製法です。