やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

沈まぬ太陽 ☆☆☆

沈まぬ太陽 ☆☆☆

 昭和30年代。巨大企業・国民航空社員の労働組合委員長、恩地元。組合委員長として職場環境の改善に取り組んだ結果、恩地を待っていたのは会社からの海外赴任命令だった。恩地はパキスタン、イラン、そして路線の就航もないケニアへと赴任。会社は帰国をちらつかせ、恩地に組合からの脱退を迫る一方で、露骨に組合の分断を図っていた。

 そんな中、共に闘った同期の行天四郎は早々に組合を抜け、エリートコースを歩みはじめる。同僚でありながら行天の愛人の国際線 客室乗務員・三井美樹は、対照的な人生を歩む2人を冷静に見続ける。行天の裏切り、更に妻りつ子ら家族との長年にわたる離れ離れの生活。焦燥感と孤独とが、恩地を次第に追いつめていく。

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 十年におよぶ僻地での不遇な海外勤務に耐え、本社へ復帰を果たしたものの、恩地への待遇が変わることはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故。想像を絶する犠牲者の数。遺体の検視、事故原因の究明、補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、誰も経験をしたことがない悲劇に直面し、苦悩する。

 墜落は、 起こるべくして起きた事故だったのか。政府は組織の建て直しを図るべく、新会長に国見正之の就任を要請。恩地は新設された会長室の室長に抜擢される。「きみの力を借りたい」。国見の真摯な説得が恩地を動かした。しかし、それは終わりなき暗闇の始まりだった・・・・・・。

 この映画はどうしても早く観たい。DVDが出てくるまでなんて待っていられない思いが強いのだ。そのためには映画館まで足を運ばなくてはならなず、とても気が重い。館内の騒がしさも苦手なのだが、3時間22分の長尺に耐えられるだろうか。もちろん面白ければあっという間の時間なのだが、こればかりは観て見ないとなんとも言いようがない。

 最近私は没頭することが苦手になってきて、ちょっとでもしらけるシーンがあると、急激に集中力が落ちてしまい、鑑賞を中断してしまう傾向にある。映画館ではこの事はやり難い。根が貧乏性に出来ているから金を出したら元を取りたいと思ってしまう。つまらない出来上がりだと、ほとんど拷問のようなもので、その意味でも途中で投げ出せる、家庭ロードショーが中心になってしまうのだ。

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