やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

美味しいコーヒーの探索

美味しいコーヒーの探索

しもた屋風のイノダコーヒー

 先日我がコーヒーを買って行かれた宇都宮の方の話を書き込んだ訳だが、この方が宇都宮からわざわざ買いに来られたかどうかは定かではないのだが、私がまだ東京に住んでいた頃、京都にすごく美味しいコーヒー屋さんがあると言う噂を耳にして、一泊の予定で車で出かけたことがある。その日は通常の勤務をこなし、大分夜も更けてから京都に向けて出発した。美味しいコーヒーとは一体どの様なものなのだろう。豆の一粒一粒を吟味して、水を選び丁寧に点てたコーヒーなのだろうと、勝手に想像を巡らしわくわくした気分だった。

 京都まで片道約500km、今のように親切に道案内をしてくれるナビもない時に、一度も行った事のないコーヒー屋さんを目指す。昼の仕事の疲れで途中何度か休憩を取ったと思うのだが、それでも結構早い時間に京都に着いていて、まだ喫茶店が開いている時間ではなかったように思う。ご存知の方はご存知だと思うのだが、京都という町は路地のような通りがやたらと多く、今となっては車を何処に止めてイノダコーヒーまで行ったのか定かではない。あちこちをぶらぶら時間をつぶしてから出向いたように思うのだが。

 お店にはあまり迷わずに真っ直ぐ行けた様に思うが、店の前に立った時には、しもた屋風の日本建築で、勝手に描いていたイメージとは大分違う雰囲気ではあった。ところが中に入ってびっくり、洋風サロンそのままで中は広い事。白い上っ張りを着た店員に導かれテーブルに。メニューを見せられたけれど、ストレートコーヒーがないのだ。えっ、何かの間違いでは、ミルク入りコーヒーかミルクが入らないコーヒーしか無いのだ。それもミルク入りの場合最初からミルクを入れて持ってくる。その代わり肉を挟んだサンドウィッチのような物は充実していたよう気がする。

 大概のコーヒー好きは運ばれて来たら香りを嗅ぎ、一口すすって味を確かめ、美味しかったらそのまま飲み干してしまうのではないだろうか。一口すすって美味しくなかったら付いて来たミルクを入れたり、砂糖を入れてごまかして飲むと思うのだが、最初から両方を店側で入れて来てしまうのには二度びっくり、それしかないと言い、チョイスのしようが無いのだ。少し深めのカップに注がれて運ばれてきたそれは、市販のコーヒー牛乳の様でもあり、京都までわざわざ来て来てこれを飲むかと思ったものだ。帰りに大阪の知人の家に一泊して帰ってきたのだが、それっきり足が向いていない。

 私自身このような事があったので、美味しいコーヒーなのかな~と、遠くから買いに来ていただいても、何も不思議な事ではなく、人間好きな物には貪欲になりうると、自らも含めて思うのだ。だが個人的好みの問題で、がっかりする事もあり、せっかく買いに来て頂いてがっかりされる事がない様に、これがなかなか難しいが、気を付けなければと思っている。・・・美味しいコーヒーを飲む事に貪欲だった昔の話だ。

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