やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

イージーライダー ☆☆☆

イージーライダー ☆☆☆

人間も土地も、変化に富んだアメリカ

 マリファナの密輸で大金を手にしたキャプテン・アメリカとビリーは、大型バイクを買い、旅に出るが、途中、一人のヒッピー、ジーザスを同乗させる。彼の案内でヒッピー部落に入っていくが、部落の住人たちは、毛色の違う2人を拒絶するのだった。部落を出た彼らは、許可なしでパレードに参加した理由で、ラスベガス警察に留置されてしまう。そこで知り合った酔いどれ弁護士、ジョージと意気統合した2人は、彼をつれて、ニューオリンズへオートバイを走らせる。3人は、マリファナを吸い、野宿をしながら旅を続けるが、そんな3人を、保守的な地元の保安官、村人達は快く思わず、彼らを州境から出すまいとする。

 村人はある夜、 野宿をしていた3人を襲撃、ジョージは惨殺されてしまうが、キャプテン・アメリカとビリーはかろうじて逃げのびる。ジョージを失った2人はやがて、オートバイで州境にさしかかり、そこに農夫が乗ったトラックが近づいて来た。農夫の突然の発砲にオートバイごと転倒するビリー。後を追ったキャプテン・アメリカは、Uターンして来たトラックからの再度の発砲に、彼もオートバイごと吹っ飛ばされてしまう。これが自由の国アメリカの真の姿なのか。

 低予算で作られた映画で、セットさえも作れずにオールロケで完成させたものらしい。そのためにかえって臨場感は出ているが、噂ではマリファナを吸いながら製作したとも言われている。

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