自家製ブルーベリーの摘み取り
自家製ブルーベリーの摘み取り
我が家のブルーベリーは今年は大不作で、あと一度同じ位の量が収穫できれば御の字だ。去年は摘みたてをそのまま食べたり、ジャムにしたりと結構楽しめたのだが、今年はこの籠のものをそのまま食べるのが一番だろう。肥料をやらないと収穫にテキメン響くようで、何でもそうだがあとの手当が大事だということだろう。ブルーベリーは地下茎で増えていくような気がする程、幹が増えてきて最初に庭の片隅に植えたのは一本だったが、それが今では増えに増えた。おそらく取り損なった実が落ちて芽を出したのだと思うが、それが邪魔なので去年選定して今年は実を付けないのだと思う。
私自身ブルーベリーは好物とは言い難い。甘味に特長がある訳でもなく、それでは酸味はというとそれも無い。ジャムにしてしまった方が私自身は美味しいと思うのだが、いかんせん量が少な過ぎる。何時ぞや我が家より少し歩いたところに黄色の野いちごを見つけ、カミさんと二人で収穫して持ち帰ったのだが、蟻が山ほど付いていたものを丁寧に取りジャムにしたことがある。出来上がったジャムをひとナメして、良い出来上がりだと満足したのもつかの間、何か黒いツブツブが見える。全部取ったと思った蟻も一緒にジャムにしてしまったのだ。
野いちごを摘み取るときから、摘んだ手がベタベタする位だから糖度が高く、甘味が好きな蟻たちにとってご馳走だったのだろう。それを人間が横取りした訳で、蟻たちにとってはジャムにまでされてとんだ災難だった。どこかの国では大きめの蟻を別の食材と一緒に炒めて食べるそうだから、食べられなくはないのだろうが、見た目も悪いし第一食欲をそそらない。ひとナメした味は良かったのに残念ながら捨ててしまった。