霜柱、この季節、最後の寒さか?
2011.03.25
カテゴリ:日々
霜柱、この季節、最後の寒さか?
今朝は久しぶりに冷え込んで、猫の額の庭の花壇にも霜柱が出来た。これを最後に暖かくなっていく事と思うが、四季の中で一番うれしい草木も芽吹くこの時期を、心から楽しめない状況はまことに悲しい。福島原発で東電の下請け社員が、溜まった水の中で長靴も履かずに被爆したという。東電は下請けにまる投げして、社員が一人も立ち会っていなかったようだ。
地震と同時に起きた今回の原発事故を、当事者達は危機意識を持っているのだろうか。東電社員たちの定例の記者会見は、ずらっと雁首をそろえているだけで、中には笑みさえも浮かべている社員も見受けられる。大人数で記者会見をすれば、責任も希釈されるとでも思っているのだろうか。そういう状況を見るに付け、安全な作業手順を下請けの人達に伝えていたとは思えないし、危機管理の欠如に見えてしまう。
事故直後から原発を冷やす為の水の事をニュースでは流し続けているが、当然その水は放射能汚染されていると言わなければならないのに、現場にはその事に対する注意喚起がされていたのか、想像力が働かないのか、はなはだ疑問に感じてしまうのだ。今、国も東電も正念場だと思う。話の分かり難い東電の記者会見よりも、作業する人達の安全と、我々国民の安心を心から願うばかりだ。