のぼうの城 ☆☆
2013.05.17
カテゴリ:映画
のぼうの城 ☆☆
小説も評判がよく、映画になってもロングランを続けたこの作品を、劇場に足を運び是非見たいと思っていたのに叶わず、新作ブルーレイで見る事になった。今時CGを使わずに制作される映画もないと思いながらも、やはり見下ろす形のアングルと、洪水のシーンはどこか作り物の感じが否めずしっくりしなかった。題名の通りの主人公は、農民からも家来からも為口を叩かれ、出だしからそれらしい風情ではあった。戦で命のやり取りをするという悲壮感も無く、あっけらかんとしているのも私の気持ちにそぐわない。私はこの小説、映画に関しては細かな事前情報が無く、500対20000万の戦いと言う事にばかり注意が向いていたので、最後に割りとあっさりと開城しているのに、戸惑いの方が大きく、映像にする難しさがあるのかと思ってしまったのだが。