やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

雨あがる ☆☆☆☆

雨あがる ☆☆☆☆

雨あがる

 見事な剣の使い手でありながら、心に優しさを併せ持つ三沢伊兵衛。人を押しのけてまで出世する押しの強さはなく、何度仕官しても上手くいかず、これもまた心優しい妻、たよには貴方は宮仕えは無理だと言われながら、浪々の身に甘んじているのです。旅の途中、折からの豪雨で宿場に足止めさせられ、やがてその雨があがった朝、若侍たちの決闘の場に居合わせ、難なく納めてしまった様子を藩主は目撃するのです。

旅の途中

 腕を認められた伊兵衛は、藩主直々に剣術指南役に招かれるのですが、御前試合の結果で決める事になるのです。三沢伊兵衛の世渡り下手が露わになり、家臣二人を簡単に片づけた揚句に、藩主をも打ち負かしてしまうのです。丁寧に謝る伊兵衛に、優しさも時には腹の立つ事になると藩主は言い、賭け試合を理由に家老達にも反対されてしまうのですが、翌朝旅立った三沢伊兵衛の後を追いかける藩主達の姿があったのです。

 原作、山本周五郎 脚本、黒澤明、自分で監督をする心算でいた様なのですが、残念ながら果たす事が出来ませんでした。『見終わって、晴れ晴れとした気持ちになる様な作品にすること。』と言う黒澤明監督の覚え書きの通りの作品になったと思います。

コメント


認証コード6051

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by HAIK 7.6.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional