ハリウッド製 日本の時代劇 SHO-GUN ☆☆☆
ハリウッド製 日本の時代劇 SHO-GUN ☆☆☆
俺は日本映画はあたりまえとして、アメリカ映画やヨーロッパの映画等、日本で公開された多くの映画を見てきたが、生活習慣や考え方の違い主義主張が異なる事は当たり前で、違和感があってもその国の文化なのだと理解してきた。狭い日本でも北と南では食習慣や、話し言葉が違っていて、以前なら北と南の言葉がぶつかり合ったら理解し合えなかった事が、交通や通信網が整備されて、今やどこに行っても国民性は皆同じだと思う。
日本人だからこそ、時代劇、古い時代を映像化する時は、出身国を問わず細心の注意を払ってもらいたいと強く思うのよ。SHO-GUNの日本人俳優が話すセリフや所作は自然だけれど、外国人俳優が絡むシーンは違和感満載で、所詮長く根付いた文化は外国にはわからないと感じる訳で、それでも以前の映画より格段に良くなってはいますがね・・・。
さて前置きが長くなったけれど、今回、巷(アメリカ?)で評判のSHO-GUN『将軍』を観た。ハリウッドが日本を描いたもので観たものは、古くはなるがSAYURIやラストサムライ。SAYURIの舞台は昭和初期と思うが、日本語のシーンは多少出てくるが、基本的に流ちょうに英語を喋る日本人達ばかりで、吉原の人達と芸者衆を混同していると思われる場面もあるし、西部劇に出てくるような機関車も登場する。詳しくはここをクリック。
ラストサムライもトム・クルーズを主役に、渡辺謙や今回SHO-GUNの俳優兼プロデューサーを務めた真田広之が出演している。今回のテレビドラマの台詞や所作、衣装やかつらなど裏方の仕事も引き受けた真田広之。この評判でシリーズ2とシリーズ3の製作が決定したが、細かな所が気になるのはやはり日本人のせいかな。因みに今回のシリーズ1は関ケ原の戦い前夜迄のドラマです。肝心要を忘れてたいけどモデルは徳川家康ですよ。