改善していると思うが細かなところに違和感
2024.10.04
カテゴリ:映画
改善していると思うが細かなところに違和感
ハリウッド版SHOGUN『将軍』を観始めたものの、シリーズ1の10話のうち、5話まで観たものの先に進んでいない。セットや大道具、小道具、衣装やかつらまでも大金を注ぎ込んでいるのは分かる。俳優の演技などとは関係ないが、大阪城大広間のシーンでは、それでなくとも大きなセットを、なお広く見せようと広角レンズを使っている。固定カメラとして使う分には気にならないものを、カメラを上下左右に振るから、柱や梁が歪んで見えてしまう事だ。細かなことを言い出したらキリがないが、例えば浜辺での足軽達(衣装がそう見える)の虎永様と叫ぶような連呼が止まらない。もう永遠に続きそうな感覚になるほど長く、虎永が日の丸の付いた扇子(鉄扇ではない)を振るとやっと止む。一つ事が気になりだすとあれこれ気になるのは日本人だからで、唐突に濡れ場のシーンは出てくるし、製作側にすれば細かなところより、戦国時代の日本ドラマとしての受けを狙ったのかもね。