やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

Gran Torino ☆☆☆

Gran Torino ☆☆☆

知らない車だった。

 この映画の題名、うかつにも車の名前だとはぜんぜん知らなかった。この映画を最後に俳優業は辞めてしまうようだが、潮時だと思うね。思えばローハイドから始まって、クリントイーストウッドの名を世界的に上げた、荒野の用心棒。何気なく見ている映画の中に占める彼の存在は大きい。

 劇場でリアルタイムで観た中で、結局DVDを買うことになったダーティーハリー、シリーズ。当初より感じていたことだけど、この人の顔の演技、目のそれは特筆すべきものだと思う。演出する方も、本人自身もその辺りは十分分かっていて、ここぞと言う場面では表情のアップになる。

 今回のグラントリノでも十分その辺りは分かっていて、まず冒頭のかみさんの葬式シーンで遺憾なく発揮されている。歳と共に凄みが出てきたなと思う印象だが、そろそろそれを活かせる映画もしぼられて来ていると思う。本人も分かって俳優決別宣言をしたのではないだろうか。

グラントリノ

 妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、フォード自動車の組み立て工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。

 最後はしょく罪の意味もあるのだろうか。今までにはあまり無かった終わり方をするのだが、途中からなんとなく選択肢はこの方法しかないじゃないかと、透けて見えてしまうところが惜しい。私が車に憧れていた頃は、グラントリノは全く知らずに、トランザム、カマロ、ムスタング、等という車が主流だったように思うのだが、皆さんはどうなのだろう。

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