だいぶ前に新聞に載ったオーチスエレベーターの航空写真
だいぶ前に新聞に載ったオーチスエレベーターの航空写真
探しても探しても見つからなかった新聞写真が、ひょんなことから出てきた。何で今頃と思いながら、迷いながらもう一度、同じような文言になるとは思うのだが載せることにした。
前回オーチスエレベーターのことを書いたときは、この新聞の写真を載せたくて懸命に探したのだが、結局見つからなかった。
このアングルからの航空写真は自分では撮れるわけもなく、皆様に位置関係を知ってもらいたく、カラー写真でなく、おまけに鮮明感が無いのだが、写真を文言込みで載せることにした。
成田空港の南約8㌔の千葉県芝山町に、高さが約150㍍もある巨大な塔ができた。奥は成田空港。塔はエレベーターの試験施設で、その種の塔としては世界一の高さという。成田空港に発着する航空機のじゃまにはならないものの、運輸省は万一の事態を想定して、試験塔の周辺の飛行高度を約60㍍引き上げる異例の対策を講じた。
試験塔は地上154㍍、地下27㍍。日本オーチス・エレベータが建設し、2月末に完成した。航空法では、航空機の発着ルートには高い建物は建ててはいけないと定められている。試験塔は規制に引っ掛かるわけではないし、航空機がかすめるように飛ぶわけでもないが、安全運航に万全を期したい運輸省にとっては気になる存在になった。
万一、電波で航空機を誘導する装置が壊れ、航空機が通常ルートを外れたら……。そのうえ、悪天候で塔が見えない事態になってしまったら、・・・・・心配が尽蔑ないことから、運輸省は電波誘導装置が不能になった場合の航空機の進入高度を引き上げた。