やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

武士の一分 ☆☆☆

武士の一分 ☆☆☆

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山田洋次監督時代劇三部作最後の作品

 そもそも私の記憶にある最初の映画は黒澤作品の時代劇なので、時代劇にはそれなりの思い入れがある。誰も戦国時代に立ち会っている訳でもなく、江戸時代の武士の習いを承知しているものではない。これはごく当たり前の話で、映画を作るうえで時代考証が非常に大事になってくる。所作、言葉遣いも同様で何か違和感を覚えるシーンが結構あるのだ。

 だからと言って昔の映画のように歌舞伎調の台詞回しもいただけないが、現代風なそれはもっといただけない。それまであまり違和感なく良い出来の映画だと見ていたのだが、食事のシーンでの、(まっずい飯)この台詞でのイントネーションが引っかかり、何か映画全体の質を落としてしまったような気がしている。

主人公は言わずと知れた木村拓哉、撮影中に気が付かなかったのだろうか。カメラマンにも気を使う監督だから俳優にも気を使いすぎてしまったのか、それとも感性が一緒で何の違和感も覚えなかったのか。現在の若手俳優では有望だと思っているし、嫌いなわけではないからなお気になってしまったのだ。
 
 三村新之丞は、近習組に勤める下級武士。毒見役という役目に嫌気がさしながらも、美しい妻・加世と中間の徳平と平和な毎日を送っていた。ある日、毒見の後、新之丞は激しい腹痛に襲われる。あやうく一命はとりとめたが、高熱にうなされ、意識を取り戻した時は、視力を失っていた。

 人の世話なしで生きられなくなった自分を恥じ、一度は命を絶とうとしたが、加世と徳平のために思い留まった。ある日、加世が外で男と密会しているという噂を聞く。新之丞は徳平に尾行をさせ、加世が島田と密会していることを知る……。

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