プロペラ機の飛ぶ羽田空港 隔世の感あり
プロペラ機の飛ぶ羽田空港 隔世の感あり
ほぼ半世紀前の羽田空港の写真なのだが、ピントが甘く見ずらいが、今となってはとても貴重な思い出になっている。今でこそ警備が厳重で誘導路などには当然入れないが、当時はのどかで右下の写真ぐらいまでは近付けた。そもそも警備員などは存在しない時代でもあった。パンフォーカスでフィルムそのものが小さなタイプの、今となっては当然現存しないサイズなのだが、コダックの110フィルムから、中身だけ取り出したような感じのものだった。
社会に出てすぐ買ったものがある。ナショナル製のラジオ、同じくテープレコーダー、そしてヤシカ製の小型カメラ、等だ。現物ははるか昔に失くしてしまったが、それで撮った写真と、それで録った録音テープは今でも手元に残っている。カメラは人物を写したらきれいに撮れるのだが、パンフォーカスの宿命で風景はきれいに撮れると言うものではなかった。ま、おもちゃに毛が生えた位の物だったかな。
録音テープの方は今でも家の中のどこかにはあると思うのだが、再生できるかどうか疑問のところがある。'60代初めにザ・ロネッツというアメリカの女性グループがあった。そのグループの歌った曲を日本でもすべて女性だけで編成したバンドが歌った、ビー・マイ・ベイビー(Be My Baby)を、自らマイク片手に録音したものを持っている。テープスピードが遅いので、音質はぜんぜん駄目だが記念にはなっている。それに今にして思う、自分の声も入れておけば良かったと。