やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

今晩より明日にかけてこの辺りは雪らしい

今晩より明日にかけてこの辺りは雪らしい

美味しいネギ

 今日アップする予定だった内容を取りやめ、新聞にネギの話題が載っていたので、数日前の私のブログとの違いを見比べていただきたく、全文載せることにした。誰しもこの時期のネギは美味しいと思っているようだ。

 先日私は“ねぎま”の事を書いたのだが、その後に急に食べたくなり、飲む日でもあったのでマグロのさくを買出しに行ってきた。もう40年来使い込んでいる、とっても底の浅い土鍋で久しぶりにビールの肴として作ってみた。至極簡単過ぎるほど簡単なのでなのでお好きな方はぜひお試しあれ。

 長ねぎを食べやすい長さに切り、しらたきも食べやすく切り分け、マグロを一口大に切ったものを、土鍋に具材が浸る位の酒をいれ、(飲んだ方が良いとケチらないように)醤油、味醂、砂糖で味付けをして、最後に卵で閉じる、きわめてシンプルな鍋料理なのだが、この時期の寒さとネギの甘さがベストマッチで、ご飯のおかずとしてもビールの友としても最高の一品だ。作る方に夢中で写真を撮りそこなってしまったので、次回撮るとして今回は前回と同じ画を。

天声人語

 岡本眸さんの旬に(葱焼いて世にも人にも飽きずをり)がある。ネギは焼いてうまくなる野菜の一番かもしれない。ぬらりとした薄皮や髄のあたりから甘みがとろけ出し、生きる喜びさえ教えてくれる▼本来、薬味となる尖った食材である。火を通すだけでこれほど化けるものかと思う。ツンからデレへの変わりようは、どこか仕事も遊びもいける人のようで、できる野菜と呼ぶにふさわしい。しかも風邪に効くとされている

 ▼富山大大学院の林利光教授らが、ネギの「薬効」が本当らしいと突き止めた。A型インフルエンザに感染させたマウスの実験で、ネギの抽出物を与えてきた一群は、そうでない群に比べウイルス量が3分の1に抑えられたという。抗体の量は逆に3倍近かった▼林教授は「ネギの成分のどれかに、予防的に免疫力を高める効果があるのでは」と語る。大衆が頼りにしてきた言い伝え、信じるに足るらしい。

 寒さに弱いチンパンジーにネギを食べさせている動物園もある▼「おいしい良薬」はそうそうない。どの成分がどう効くのか、難しい話は先生とネズミにお任せするとして、この時期、ネギ三昧というのも悪くない。白も青も旬は冬。群馬の下仁田、京都の九条、いずれも寒さで滋味が増す▼同じ季語にも、俳人の感性は別のひらめきで応える。黒田杏子さんは(白葱のひかりの棒をいま刻む)と料理した。月が替わり、寒の谷もあと二つ三つというところか。名のある産地であろうとなかろうと、店先の「ひかりの棒」たちがこぞって輝く季節である。

コメント


認証コード7943

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by HAIK 7.6.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional