遠い昔
2010.04.12
カテゴリ:街の風景
遠い昔
雪が降る季節になり、その雪も積もるほどになった時、この寺の境内で遊んでいた、我々やんちゃ坊主たちは、この屋根より落ちてきた雪を使ってカマクラを作った。屋根の面積もそうだが急勾配のため、降った雪は直ぐに滑り落ちてきて小山ほどの量になる。考えるとある程度の広さが確保でき、雪を集める面倒もなく、境内で遊んでも怒られる事はなく、理想的な子供の遊び場であった。大人達から見れば目の届くところで、遊んでいてくれた子供達に安心もしていただろうし、大人達にも寛容さがあった。
久し振りにこの境内に入ってみると、こんなに狭かったのかと改めて思う。広く大きな屋根に見えていたそれは、意外と小さく狭く見え、子供の時の視線とは、明らかに違い体格差で見えるだけの違いではない様にも思う。何か遠い目で見てしまうのは気のせいなのか、あらゆる事は時が解決してくれると言うが、時を重ねるごとに増していく思いは、如何ともしがたく、返しのある棘の様でもある。この寺の佇まいもそう見る事もない様な気がして、新たに目に、カメラに、記憶に焼き付けたのだが。
喪中の為作業停止中のキムラセイコー
道の駅
帰宅前に買い物に寄った道の駅。出発の時は、17時30分頃。