EVスポーツカー 所有欲をくすぐります・・・・?
EVスポーツカー 所有欲をくすぐります・・・・?
JAFニュースに電気自動車のことが載っていて、もうスタイリングには何の問題もなく、エンジンルームが無い分、ディザインの自由度が増しディザイナーの腕の見せ所ではないだろうか。スタイルが良くて乗る環境が整備されていくと、既存のメーカーだけでなくあらゆる業種が入り込む余地も出てくるようだ。希少金属に頼らなければ何も前に進まないような風潮があるが、安価に高性能バッテリーを作れたら、それだけで時代の寵児だ
他業種もエンジンと言う一番の難物を作らなくても済む分、性能の良いバッテリーと、低電力で動く高性能のモーターを組み合わせれば、鬼に金棒のような気がするが、問題はいかに手際よく早く充電できるかと、容量、そのコンパクト化に掛かっていると私は思う。この問題を解決できたメーカーが、この業界の牽引役になって行くのではないか。
2010年はEV元年と言われている「自家用車としてEVを選ぶ時代はすぐそこに来ている。では、EVにとって最も大切なことはなんだろうか。価格? 航続距離? 充電時間? パワー? どれも大切だが、1番ではない。EVに最も大切なのは、買う気にさせる〝魅力〟である。今までいろんなEVに乗ってみたが、これほど「ほしい!」と思ったEVはない。タジマモーターコーポレーションがつくった〝EVミニスポーツ〟だ。
床下にバッテリーを置き、定格0・59kwのモーターで後輪駆動する公道フォーミュラカーである。分類は原付ミニカー。「EVを手相に楽しむには、このカテゴリーがいちばん」 ラリーやダートラの第一人者で〝モンスター〟の愛称で有名な同社代表、田嶋伸博さんの言葉だ。魅力はなんといっても、まずこのスタイルである。
空力規定の見直しで、最近とみにカッコわるくなったFIマシンよりカッコイィ。運転操作は簡単だ。電源を入れ、スイッチを押してD(前進)を選び、アクセルを踏めば、音もなく動き出す。地を這う低さだが、ボディがしっかりしているので、不安感はない。これだけ剛性が高いと、もっとパワーがあってもいいと思ったが、原付ミニカーだから、最高時速は60kmスピードは大したことなくても、スピード感は大したものである。
航続距離はリチウム電池仕様で90km 遠出はできないが、ただ走るという目的のためだけに走るなら、十分だろう 夢中でステアリングを握っていたら、昔、イギリスのスポーツカーと暮らしていたころを思いでした。 クルマって、自分にとって何なのか、EVはそんなことをもう一度考えさせてくれる乗り物だ。 車両のみで約208万円。 技術革新の激しい電池は〝時価〟というが、それだけの魅力はあると思った。