やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

ヒヨドリ

ヒヨドリ

八朔とヒヨドリ

 我が庭には柑橘系が3種類植えてあるが、その一つに八朔があって、植えた直後の初めての実は、食べてみたけれどあまり美味しいと思えなかった。それは私が幼い頃に食べた八朔と同じ味なのだが、今の果物も野菜も甘みが強い傾向にあり、それに慣れた口には酸味が強く感じるのだ。それで勿体無い気がして、マーマレードに加工して見たのだが、手間をかけて食べるような物でもなくて、それ以後は放って置いた。たかだか2mにも満たないような低い木に、毎年律儀に結構大き目の実をたくさん付けるのだが、結局誰も食べないままになっていた。

 そこへ、ヒヨドリが八朔狙いでやって来るのだが、ご存知のように八朔の皮はめっぽう硬く、食べられなかったようだ。どうせ人間が食べないのだからと、切って置いていたら結構食べにやって来るのだ。この鳥は糖分を好むのだそうで、ツバキやサクラなどの花にやってきて蜜を吸ったりもするようだ。だが農家にとっては厄介者のようで、駆除の対象にもなっているようなのだが、仔飼いにすると非常によく慣れ、飼い主を見分けることから平安時代は貴族の間で盛んに飼われていたと言う。

 日本国内ではごく普通に観察されるが、他に台湾、朝鮮半島の一部、中国南部にごく少数と、分布がほぼ日本国内に限られているため、日本を訪れる海外のバードウォッチャーにとっては、日本で観察したい野鳥のひとつなのだそうだ。まあ田舎に住んでいると他にも色々な鳥が庭先にやってきてさえずるが、その意味では幸せなのか、興味が無いから名前も覚えられないでいる。

コメント


認証コード0561

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by HAIK 7.6.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional