山開き
2010.07.01
カテゴリ：その他
山開き
今日７月１日は山開きだ。言葉としては今は死語に近い里山、少し前まではぜんまい、きのこ等の山菜、木の実、焚き木等を得る山で、生活をしていく上でとても身近な山だ。それとは別に簡単には入り込めない山を奥山と言った。修験僧が荒行などをした山でもあって、一般の人達は簡単には立ち入ることを許されなかった。その山を期限を区切って入山を許したのが山開きだ。今日７月１日から８月の末ごろまでの短期間だが、因みに富士山は山納めと称し、８月２６日～２７日で入山禁止となる。
その後は神、仏の領域で、神聖な場所としてあがめられて来たのだ。その他修験道の山としては、福岡県の英彦山、奈良県の熊野大峰山、山形の出羽三山が有名だ。このような話は無信心の私にはあまり似つかわしくなく、あったとしても宿坊での精進料理を頂く事位で、それが唯一つながっている部分なのか。去年山岳信仰の霊峰、富士山の５合目駐車場で、キャンピングカーが巨大な落石の直撃を受けて、御来光を見に来たであろう人が亡くなっている。その場所は私も車を止めた事がある駐車場だった。
