CATVの行き着く先
2010.11.08
カテゴリ:街の風景
CATVの行き着く先
地上デジタル波は私の住んでいるこの辺りでも、好むと好まざるを別にして、ちゃくゃくと準備が進んでいるようだ。私が移り住む事になった時に、半強制的にテレビ電波の配信設備の負担金を取り、CATVのような形式で、自主制作番組もと言う話もあったと記憶する。目論見では総世帯数350軒ほどの規模だから、出来ない事ではなかったのかもしれない。行政としても大いに期待をしていたふしがあり、人口増加になると考えていた様だ。時はバブル終焉の時で、我々住民も、行政も、当然この地を開発した不動産屋も、大きく思惑を外してしまったのだが。
時が移りCATVの成れの果てが今でもそこそこに機能していて、その時に契約した家庭にアナログ電波を届けている。今となっては中継ケーブル、ブースター、UHF電波をVHFに落とすダウンバーター等が劣化して、上手く機能しない部分もある。一から整備し直すと、個人負担が個々でアンテナを上げる金額を大きく上回ってしまい現実的ではない。この町の外観上の良い所は、どの家にもテレビのアンテナが立つ事が無くスッキリとしていた事だが、自治会としても個々で上げるのは結果止む無しと言うところか。この地は中途半端な位置関係で、アンテナ方向は東京タワーと、地元のタワーとでは正反対の向きだ。