やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

THXとDOLBYある程度の互換性あり

THXとDOLBYある程度の互換性あり

THX規格

 少し前まで全盛だったアナログ録音、再生機器、その中でもカセット録音再生に多く使われたDOLBY規格は、高音部のノイズの低減に威力を発揮したものだが、その規格は今は、映画の映像音声圧縮方法として使われている。アナログ時代の録音方式はテープのスピードが速い程周波数帯域を多くとれ、高音質の音が録音出来たが、そのうちに遅い回転のカセットテープ録音が主流になり、絶えず高音部分のノイズに悩まされる様になった。DOLBYはノイズも含めて高音部分を一度持ち上げて録音して、再生の時に同じ方法を使って戻すのだが、その時にノイズ部分だけを上に置いて来てしまうやり方だ。そのカセットも既に姿を消し、DOLBYも映画の方にシフトして来た訳だ。

ロゴマーク

 '80年代、ジョージ・ルーカスが、映画館で自身の作品を初めて見た時に、音が自分の意図したものとは、かけ離れている事にショックを受けた。映画の表現において、映像と音は相互関係にあると考えていたルーカスは、世界中の映画館で、自分の意図した通りの映像と音を再現するために、映画館に関する規格が必要と考えたのだ。そこで音響工学の権威であるTomlinson Holmanを技術責任者に迎え、製作者の意図が100%再現できる、映画館の音響に関する具体的な基準の制定や測定の方法など、数々の研究、技術開発をスタートさせたのだ。'83年、ルーカスフィルム社は、映画館の規格に関する技術開発、実際に認定を行う一部署として『THX』を活動を開始させたが、現在、THXは『THX Ltd.』として独立した活動している。

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