やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

Digital Theater Systems

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 その効果はまだ画面に現れてこない、ティラノサウルスの登場シーンで始まる。車の中のコップの水に外側から内側に向かって波紋が出来、地面の水たまりにも同じ様に波紋が広がっていく。超重量級の生き物が一歩一歩と地響きを立てて、此方に近づいて来ている設定だ。この作品以前だったら波紋だけでしか表現できなかったと思うが、重低音が加わって効果抜群となった。この映画は'93年制作、スティーブン・スピルバーグ監督のジュラシックパーク。琥珀に閉じ込められた蚊は恐竜の血も吸ったであろうとの設定で始まるが、この時に初めて使われた音響効果がdtsだ。

 映画館などでこれを使うには作品としてのフィルムとは別に、CD ROMを添付するらしく劇場側はこの二つをシンクロさせて上映するわけだ。元々は同じ音源を使っている訳で、劇場でのフィルム上映は良いとしても配給会社がDVD、ブルーレイに落とす時に、膨大な情報を12cmの円盤に収めなくてはならない。そこで出てくるのが圧縮技術で映像も音声もすべて圧縮してディスクに収めるのだが、先陣を切って始めたのがドルビーで、これがディスク等に入れる時の標準になっているから、どのDVD、ブルーレイにも入っている。

 dtsはこの分野の後発規格だが圧縮の掛け方が低く、音の極自然な感じは圧縮率の低さによるものか、私が家で映画を見る時は、dtsが入っているディスクは必ずそのセッティングで鑑賞している。ただこれは其々の配給会社の考えもあって、まちまちの対応になっている。その技術を使うには当然使用料が掛かる事と、われわれユーザー側に再生機能があるか否かが今までの大きな理由だと思う。互換性が全くない規格だけに無理に再生すると機器が壊れてしまうが、対応機器で再生した時の音は全くの別物に聞こえる。

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