千葉県立 房総のむら
2011.06.15
カテゴリ:街の風景
千葉県立 房総のむら
年式の古い私の記憶の片隅に残る町並みと、どこか似ている気がするこの町並みは、江戸時代後期から明治初期に房総にあった、商家、武家屋敷などを再現したものだ。中には国の重要文化財にあたる安永九年築の、旧御子神家住宅、寛延四年に建てられた名主の家等が移築保存されていて、休日を家族で過ごすにはもってこいの場所かと思われる。それぞれの商家には商品も並べられ、当時の活気ある町並みを再現していて、めし屋、そば屋ではそれぞれ食べる事も出来るようになっている。
まとまった形である家は商家の町並みだけで、武家屋敷、庄屋の家、農家等は個別に建てられている。武家の家等は意外と小さく、大名、旗本屋敷とは雲泥の差である事が分かる。映画の中では“たそがれ清兵衛”、“武士の一分”の三村新之丞の家と言った下級武士の住まいと言うところか。私の家から房総のむら迄は車で30分位の所で、暫し憂さを忘れて時空さかのぼって見るのも良いと思う。