やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

猿の惑星:創世記(ジェネシス) ☆☆☆

猿の惑星:創世記(ジェネシス) ☆☆☆

猿

 1968年にチャールトン・ヘストン主演で公開された『猿の惑星』。原作は宇宙空間を飛行中に回収した本を、乗組員がこの本はよく出来た内容だね。と褒めながら両手両足を器用に操って、宇宙船を操縦していったと終わっている。猿の惑星に降り立った人間を描いている部分は、原作、映画とも一緒で、ここが肝心なので外せないのだけれど。原作と大きく違うのは、砂浜に半分埋もれ、朽ち果てた自由の女神を、チャールトン・ヘストンが発見するラストだ。原作本の操縦していたのは猿だと言う設定とは違い、ここは地球だったんだ。人間が自らを滅ぼしたんだと、慟哭するシーンはショックだった。

 猿の惑星:創世記は猿が図抜けた知能を持つきっかけとなる痴呆症(アルツハイマー)の治療薬、試薬を猿に投与した事によって起こるが、人間への効き目は短時間で、猿へのそれは効き続けると言うのは、都合が良すぎて説得力に乏しい。ラストに主役の猿が言葉を発するが、人間とは声帯の構造が違い、話す事は出来ないと言うのだが。この創成期から第一作『猿の惑星』へと繋がって行くのなら、近代社会を見た猿にしては、だいぶ後退した社会のように、見えてしまうのは構成上仕方がないのか。

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