The Ghost Writer ☆☆☆☆
The Ghost Writer ☆☆☆☆
本土から弧島に向かうカーフェリーが埠頭に接岸して、次々と上陸していく車の中で、ぽつんと一台取り残されるBMW。翌朝、孤島の浜辺に一人の男の遺体が流れ着く。死因は溺死。だが体内からはボトル半分にも達するウィスキーが検出される。
一方、出版社の編集室では、不幸にも執筆途中で急死した、元英国首相アダム・ラングの自伝執筆をする、後任のゴーストライターの面接が行われていた。内容を漏らしたくない出版社と元首相サイドは、アダムとその奥さんのルース、警備担当や秘書達の住む孤島にライターを向かわせる。彼が出版社持ちのホテル住まいを始めてすぐ、あるきっかけで、元首相たちと同じ屋根の下の住人になる。前任者が残した資料を偶然見つけるゴースト、アダムやルースが話す事と、前任者が残した資料との食い違いが出て来た。
気持ちの整理がつかないまま、自転車で島の探索途中、雨宿りで立ち寄った家の老人から、浜辺に流れ着いた死体をめぐって、近くの友人が階段から落ち、こん睡状態になっている事実を聞かされる。アダム・ラングが秘書たちとアメリカに出かけた後、ゴーストはルースとの夕食も済ませ、共に飲んでいる最中、ルースは突然、先に休めと言い残し、雨の中を出掛けて行く。いつ帰って来たのか、びしょ濡れでゴーストのベッドに潜り込むルース。ゴーストは翌朝ホテルに移るため、車庫にあるゲスト用のBMWのエンジンを掛けると、誰がセットしたのか道案内を始めるカーナビゲーション。そしてその行先は・・・。