艶噺の世界
2012.10.12
カテゴリ:その他
艶噺の世界
寄席にはネタ帳なるものがあって、前に誰かがやった噺は、二度やってはいけない事になっている。そのために前座が帳面に書き留めておいて、後になって楽屋入りした噺家は、ネタ帳に載っていない噺をする事になる。用意したネタを先にやられたり、ノリが悪い場合、客の様子を見て、艶笑小話に切り替えたりするが、長めの噺もあれば、短い噺を上手に絡めて一つにする場合もある。その中でも、短さでは一番と思われる噺を一つ。
新婚家庭へ様子を見に来た母が、出されたお茶をすすりながら、・・・
お前たちは好いて好かれて一緒になったんだから、さぞかし仲が良いんだろうね。???
ええ、おかあさん。中はとっても良いんだけれど、周りが痛いの。!!!